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新着情報 > 2022年7月20日

レトロ建築めぐり

レトロ建築めぐり

 今回は国立工芸館に隣接する、赤レンガミュージアム・石川県立美術館広坂別館・国立工芸館のレトロ建築をガイドさんに案内していただきました。

 まず初めは赤レンガミュージアムへ。

いしかわ赤レンガミュージアムの3棟は復元補強工事がそれぞれ違う工法で行われたことや、一見同じに見える窓の形や大きさに違いや工夫があることはガイドさんの説明を聞かなければ見過ごしていました。ここでの一番の見どころは第1棟の中央階段で、大正時代の雰囲気がとても良かったです。

石川県立美術館 広坂別館は1922年建築からちょうど100年が経過しており、マントルピースや照明器具が建築当初からあったものでした。100年前の陸軍師団長の官舎での暮らしぶりを想像して楽しめました。

国立工芸館では県政出前講座を利用し、石川県文化財振興課の金田さんに解体、移転し復元にいたるまでのさまざまなお話しを聞く事ができました。国立工芸館建築するにあたり、建築当初に塗られていた色が判明したことからクリーム色や薄桃色だった外壁と窓枠は白系と茶系に、灰色の部分は緑色にと元の色に塗りなおされたというお話しはとても興味深いものがありました。

 金沢に住んでいて車では3館の前をよく通りますが、歩いて間近で建物の細かいところを見学し古い建物の造りの説明を聞く事ができ、広い視野で新しい発見がありました。市内、県内にはまだまだ古き良き時代の建物が多く残されています。また別の建物探訪も行ってみたいなと思いました。