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新着情報 > 2024年6月30日

二俣・田島女性の会研修旅行

女性の会研修旅行

今年はお隣福井県に行ってきました。

初めに箸作りのせいわさんでお箸の説明をききました。福井県小浜市は福井県小浜市は塗箸の8割の生産をしている産地で、若狭塗が特徴であること、その若狭塗はアワビの貝殻とたまごの殻で作られ、製作期間は短くても2か月、長いものだと1年もかけて作られるそうです。私たちの食事で欠かせないお箸、1本1本丁寧に作られている行程も学びました。また、和食のマナーとして、お茶碗より小さいお皿は手に持って食べるのが基本であること、とりわけるときにお箸を反対するのもマナーとしては良くないこと、お正月のお箸は両方先が細いのは片方は自分、反対は神様の為の言われていることなどお箸の豆知識も教えていただきました。お話しのあと実際に5色塗られたお箸を削って模様を出しオリジナルのお箸を作る体験もしました。毎日使うお箸ですが、意外と知らないことも多く、食事の時のマナーにも気を付けたいと思いました。

昼食は若狭フィッシャーマンズワーフで小浜のお魚料理を堪能しました。

昼食の後は、年稿博物館へ。三方五湖の一つ、水月湖で世界的に重要な発見がされた年稿。年月にして7万年分、長さにして45m、1年の欠けもない完全な状態で見つかった年稿は世界最長の長さを誇るそうです。水月湖で長い年月の年稿ができたのは、湖に直接流れ込む大きな河川がないことや、水深が34mと酸素が行き渡らない深いすり鉢状になっていることから、土砂や生物によって湖底をかき乱されることがなかったことなどいろんな奇跡が重なり、7万年前から現在まで年縞を作り続けているそうです。

年稿から採取される花粉によってその当時の気温やどのような植物が生育していたかがわかり、さらに火山灰で当時の噴火があったことなど年稿は大変貴重な7万年分の過去のものさしとなっているそうです。この縞模様で当時の地震や噴火、気象状況までわかるとはまるでドラえもんのタイムマシーンみたいだなと思いました。

その後、三方五湖レインボーラインで山頂まで上がり奇跡の湖、水月湖を山頂から眺めました。山頂では足湯に入って旅の疲れを癒しました。

 今回はお隣福井県の特産品と貴重な年稿を見学し、三方五湖の魅力もわかり大変学び多い研修となりました。