新着情報 > 2025年5月22日
能登復興支援研修 ~志賀町~
能登復興支援研修
今回の能登復興支援研修は北國新聞に掲載された富来商工会の富来マップ「今行ける能登」の記事がきっかけでした。富来マップに掲載の商工会に電話すると、快く復興支援研修に賛同してくれ、当日は一緒にバスに乗車し仮設住宅や隆起した海岸沿い、公費解体が進む街並みを案内してくださることになりました。
先ず始めに、能登の家庭にはかかせないカネヨ醤油に行きました。
カネヨ醤油蔵では最初に能登半島地震の影響についてお話しを聞きました。
元旦当日、震度7の地震に見舞われ2週間は掃除、約2か月の間断水が続き、応急修理をして再開を始めました。柱のヒビ割れや地盤沈下、機械、配管の修理などいたるところが損傷したそうです。それでも、人や建物は無事で国の支援を受けながら再開することができました。震災を通して自助、共助、公助の大切さを実感したそうです。後半はカネヨ醬油蔵のあゆみについてお話しを聞きました。創業は大正15年。上江 与さんが創業者です。現在継承されているのは3代目と4代目の娘さん。家族経営で富来に愛され続けている醤油を作り続けています。カネヨ醤油の特徴は能登で獲れる新鮮は魚介(ぶり等)にあう甘めの醤油です。
主な原料は大豆・小麦・食塩・麹菌。それにアミノ酸液を加えて仕上げます。
麹を作り、もろみを作り、約一年かけて発酵・熟成されて出来上がります。今回醬油蔵を見学させていただき、先月仕込んだ醤油と一年経過した熟成された醤油の説明を聞きました。蔵は醬油の良い香りに包まれ、実際にタンクの醤油を混ぜさせていただきました。私たちの食事にかかせない醤油。手作りの良さと家族で継承している伝統の味を守り抜き、震災があったあとも再建されて前を向く姿勢にこちらが元気をもらい、商品を買うことでしか支援ができませんが参加者の方たちは両手に沢山の醤油や味噌を購入し今回の研修が少でも支援につながっているといいなと感じました。
昼食は道の駅とぎ海街道の仮設商店街「ブラッスリータカマツ」さんで美味しいワンプレートランチとデザートをいただきました。お店は被災し、今回この仮設商店街で再オープンされたそうです。仮設商店街も今のところ2年。2年後はどうなるかまだ決まっていないそうです。
午後からはさくら貝資料館を見学し、さくら貝アーティストの方にさくら貝の種類や増穂浦でのさくら貝の特徴なども説明していただきました。
増穂浦は日本でも有数のうちあげ貝の種類と数の豊富さを誇っています。また、平安の昔藤原公任が選んだ36歌仙にちなんで、古来日本の和歌集から貝を詠んだ名吟36首を選び、これを小貝にあてはめたものが歌仙貝と呼ばれるもの。この歌仙貝こと現状にも生きる、富来町の貴重な歴史的文化財と一つとなっています。資料館には36歌仙貝が木箱に入って展示されており、あこや貝・いたや貝・千代の花貝等36種類の名称も記載されていました。資料館のあと、実際に海岸で36種類の貝の写真を見ながら貝殻を拾う体験をし、その貝殻とさくら貝を使ってストラップやペンダントを作成しました。震災後も海岸にさくら貝が海辺に敷き詰められ、宝石のように輝き、富来町の復興にかかせない一つとなっていると感じました。今回の復興支援研修では「今行ける能登」として実際に復興が進みつつある街並みとまだまだ道路ががたがたで工事中のところ、公費解体が進み空き地が増えている現状。今回の研修では自分達の目で見る事と、買い物をしたり食事をして能登でお金を使って支援することしかできませんでしたが、今回貴重なお話しを聞かせてもらった経験を無駄にせず、これからも能登のことを想い支援し続けることが必要だなと感じました。富来商工会の皆様本当にお世話になりました。